猫の聴覚・嗅覚・視覚等の感覚器について~猫の鼻は温度計?耳は超音波のアンテナ?~

感覚器とは聴覚や視覚などの刺激(感覚)を受ける器官の総称で、簡単に言い換えると耳や目などのことです。

犬の嗅覚はすごい!という話は有名ですが、猫はどうなのでしょうか?

 

今回は猫の感覚器がテーマです

 





猫の感覚器について

嗅覚

猫の嗅覚は犬には劣りますが、人間よりはるかに優れています

人間と比較すると数万~数十万倍ともいわれています

嗅覚は生まれたときから発達しており、目の開かない仔猫でも自分の巣をにおいで探すことが出来ると言われています

 

鼻で特徴的な部分は”温度センサー”の役割を持っていることで、猫の鼻の温度センサーの性能はすばらしく、0.5度の温度差を区別可能だと言われています

 

”猫は食べ物を選ぶときに味よりもにおいを大切にする”

はよく聞きますが、これはその通りで猫はにおいの強いものを好みます

 

聴覚

人間と比較すると、人間が聞き取れる周波数が約2万ヘルツまでなのに対し、猫は約6万ヘルツまで聞き取れます

猫の耳は特徴的な形をしていますが、あの形が音を集めるのにとても効率が良いのです

メガホンのような形で小さな音も耳で増幅させて自身に伝えています

増幅がより効果的に行えるとされる周波数が約2000~6000ヘルツの間の音と言われていますが、これは仔猫の鳴き声と同じ音域です

猫は体の構造から愛に溢れていますね

 

また猫はその音が出ている位置を正確に特定できます

左右の耳をそれぞれ音のほうに向け、即座に対象の位置を判断します



視覚

ご存知の通り猫は暗いところでもよく目が見えますが、これは瞳孔の面積の拡大率が関係しています

猫は人間の約3倍の大きさに瞳孔を拡大することができます

つまり暗いところでも人間よりも3倍の光を集めることができるので良く見えます

また猫の目には”タペタム”と呼ばれる輝板 (反射板) が備わっており、それにより明暗情報 (明るさ) を約4割ほど増加させることができます

暗闇で猫の目が光るのはこのためです

 

人間も猫も日が当たるところでは網膜を保護する為に瞳孔を最小限に小さくします

この時人間の瞳孔は直径2.0㎜ほどになりますが、猫の場合はこの大きさだと網膜へのダメージが大きく不十分です

そこで猫は日の当たるところでは瞳孔をスリット状にして網膜を保護しています (画像参照)

スリット状の目

視力自体は人間と比べると良くないです

味覚

人間が美味しいと感じるものを与えても食べない事が多いように、猫の味覚はそれほど発達していません

嗅覚でも書いたように、基本的に猫は食べ物をにおいで判断します

 

炭水化物は苦手で、これは元来動物性タンパク質を主食としてしてきた為といわれています

また同じ理由で糖分 (甘味) に対して鈍感です

 

日本では『猫 = 魚』というイメージが定着していますが、国外ではそうでもないようです

 

触覚(ヒゲ)

猫にとってヒゲは非常に重要な感覚器です

猫のヒゲは通常の体毛よりも太く、深く体内に埋まっています

 

レーダーのような役割を担っている部分です

・障害物の感知

・空気の流れ

・目の上のヒゲで目への危機察知

などの機能があります

 

ヒゲを抜かれることによって人間のうつ病のような状態になってします猫もいるらしいです

また猫自身の機嫌を表している部分でもあります