トキソプラズマ症について~人獣共通感染症~

人獣共通感染症トキソプラズマ症について

原因

病原体はコクシジウムの一種のトキソプラズマ原虫です

猫だけでなく哺乳類、鳥類にいたるまで様々な動物を宿主として活動します

猫科以外の動物に感染した場合は動物の体内から出てくることがないのですが、猫科のみ感染体であるオーシストを排泄することからトキソプラズマの汚染源として注意が必要です

猫は原虫に汚染された肉を摂取することで感染します

 

症状

猫が感染したほとんどの場合、症状が出ないといわれています

しかし発症した場合には発熱、下痢、貧血、呼吸困難、眼障害、脳炎、肝炎などさまざまな症状があらわれます

 

また基本的に初めてトキソプラズマに感染した際にのみ排泄時にオーシストを伴った便をします

それは感染から数日~3週間の間にはじまり、オーシストの排出は10日程度続きます

その排泄物の処理時に人間に感染する恐れがあります

 

 

診断方法

血液検査で調べることが出来ます

またこの検査は ”感染歴なし” と検査で結果が出た猫が危険です

感染歴が有る = トキソプラズマの排出が終わっている

という事なのでその場合は以後排泄物にオーシストが混入する心配がありません

感染歴なしの場合は ”それがいつ起こるかわからないので気をつけてください” という意味合いになります

 

予防方法

猫に生肉を与えないようにし、肉を与える際には十分に加熱調理したものだけを食べるようにすることで原虫摂取の危険を排除しましょう

また猫の便は速やかに処理しましょう

 

治療方法

サルファ剤が有効です

その他症状が出ている場合にはそれに応じた治療を行ないます

症状が消失した後も数週の加療が必要で、発症した場合は再発を防ぐ為にも予防薬は続ける必要が有ります

 

妊婦の方は注意!!

妊娠初期の感染では、胎児の経胎盤感染が起きます

猫を飼っている妊婦の方や妊娠を予定している方は注意しましょう