自宅でできる猫の肥満の判断方法!~原因やBCS、理想体重等について~

おでぶな猫ちゃんも可愛いですが人間と同じように太りすぎには注意が必要です

肥満自体は疾患ではないですが、糖尿病などのそれを原因とする疾患。人間でいうところの ”生活習慣病” のリスクが増大します

この記事では、肥満の原因、自宅でできる肥満の見分け方について紹介します

 





 

猫の肥満の原因

肥満の原因は簡単ではっきりしています

消費するエネルギー以上のエネルギー(食べ物)を摂取することで体重が増し、それを繰り返す事で肥満につながります

去勢・避妊手術をすると肥満になりやすいといわれていますが、それも上記の理由と同じです

詳しくはこちらで解説しています  →  猫が去勢.避妊手術をすると太るって本当?

内分泌疾患での肥満もありますが猫では稀な現象といわれています

 

うちの子は肥満?自宅でできる3つの判断方法

猫のBCS(ボディコンディションスコア)での判断

肥満を簡単に判別する方法として有名なのがBCS(Body Condition Score)というアナログ的な指標です

視覚と触覚での判断なので判定基準には主観が入りますが、肥満か痩せ過ぎかの判断程度には充分です

肋骨、腰部、腹部を観察して5段階に分けます

出典:環境省『飼い主のためのペットフード・ガイドライン~犬・猫の健康を守るために~』
URL:https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide/pdf/full.pdf

 

体重での判断

猫の種類によっても違いますが、一般的な猫 (日本猫等) の理想体重は ”1歳の時の体重” です

また日本猫(平均的な体形)の理想的な体重は3.5~4.5Kg程度といわれています

ただ人間と同じで体の大きい子も小さい子もいるので一概に『何キロなら肥満!』という判断は難しいですね

上記のBCSとあわせて計算する方法も次項でご紹介します

 

以下、猫を体の大きさで3段階に分類した際の理想体重の分布です

同じ猫種の中でも個体差が大きいので参考までに

サイズ 成猫の理想体重(猫種例)
小型 2.0~5.0Kg(シンガプーラ、アメリカンカール等)
中型 3.0~7.0Kg(アメショ、ペルシャ等)
大型 4.0~10.0Kg(メインクーン、ベンガル等)



BCSから理想体重を考える

BCSからある程度の理想体重を予測する方法です

表のように標準体型(BCS3)に対する各BCS値の肥満度のパーセンテージを考慮し計算することで理想体重を予測します

(パーセンテージに関しては諸説有ります)

BCS値(体形) 肥満度
BCS1(痩せ) マイナス20%超
BCS2(やや痩せ) マイナス10%
BCS3(理想) 0%
BCS4(やや肥満) プラス10%
BCS5(肥満) プラス20%超

 

計算例

現在のBCSを2と判断、体重は3.5Kgであった場合

3.5 ÷ 0.90 = 3.9Kg が理想体重

現在のBCSを5と判断、体重は6.0Kgであった場合

6.0 ÷ 1.20 = 5.0Kg が理想体重

 

これは一例ですが、このような方法でも理想体重を考えることができます

 

一番良いのは獣医さんに直接聞くことです

BCSや理想体重、図鑑に載っている平均体重で判断することも可能ですがそれらの方法は専門家でない人でも自分でできる簡易的な判断方法です

一番良いのは専門家である獣医さんに愛猫の理想体重を聞くことです

「自分では理想と思ってたけど、獣医さんに聞いてみたら「肥満ですね」と言われた」

という話もよく聞きます

定期的に通院はしていると思うので、一度聞いてみてはいかがでしょうか?